(2024/07/19)
ユナイテッド・アーバン投資法人が、第41期(2024年5月期)決算を発表した。 第41期は、「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」と「大阪ベイタワー」を取得、「府中ビル」の土地と「ブラッシングウェーブ江の島」を売却した。物件売却益が減少したが、ホテルや商業施設、オフィスの賃貸収入の増加により、前期比7.7%増益。一時差異等調整積立金より77百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,629円となった。 期末のポートフォリオは140物件、資産規模(取得額合計)は6,982億円、有利子負債比率は44.7%。 併せて「大阪ベイタワー」を9月に追加取得することを発表した。追加の取得額は210.96億円。取得済の持分と併せて本物件全体の55.4%を取得することとなる。 第42期(2024年11月期)は、「大阪ベイタワー」等3物件を取得、「川崎東芝ビル」を売却する。新規物件の収益、川崎東芝ビルの違約金収入や売却益が寄与し、前期比11.2%増益を見込む。627百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金から77百万円を取り崩し、1口当たり分配金は3,830円と前期比5.5%増となる見通し。 第43期(2025年5月期)は、ホテルや商業施設の変動賃料が増加するが、川崎東芝ビルの賃貸収入や売却益がなくなるため、前期予想比11.3%減益を見込む。圧縮積立金より313百万円、一時差異等調整積立金より77百万円をそれぞれ取崩し、1口当たり分配金は3,680円となる見通し。
第41期実績 | 第42期予想 | 前期比 | 第43期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 25,981百万円 | 27,980百万円 | 7.7% | 26,607百万円 | ▲4.9% |
当期利益 | 11,169百万円 | 12,417百万円 | 11.2% | 11,012百万円 | ▲11.3% |
分配金総額 | 11,244百万円 | 11,867百万円 | 5.5% | 11,402百万円 | ▲3.9% |
1口当たり分配金 | 3,629円 | 3,830円 | 5.5% | 3,680円 | ▲3.9% |
<取得> | |||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 売主 | |
大阪ベイタワー(追加) | 大阪市港区弁天 | 21,096百万円 | 3.90% | 非開示 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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