(2024/05/15)
ジャパンリアルエステイト投資法人が、第45期(2024年3月期)決算を発表した。 第45期は、「3rd MINAMI AOYAMA」等3物件を取得、「晴海フロント」の残持分を売却した。主要テナント退去により稼働率が大幅低下した晴海フロントの売却が完了したため、ポートフォリオ全体の期末稼働率は96.6%と前期より1.6ポイント上昇した。新規物件の収益、稼働率上昇、物件売却益の増加等により、前期比9.1%増益。1,255百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は12,216円と前期比1.8%増となった。 期末のポートフォリオは77物件、資産規模(取得額合計)は1兆1,624億円、有利子負債比率は44.0%。 第46期(2024年9月期)は、「JRE堂島タワー」の51%を売却する。ポートフォリオ全体の期末稼働率は96.5%と前期より0.1ポイント低下する想定。前期に取得した物件の通期稼働や物件売却益の増加が寄与するが、固都税や水道光熱費、支払利息の増加により、前期比0.9%減益を見込む。1,240百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は12,100円と前期比0.9%減となる見通し。 第47期(2025年3月期)は、「JRE堂島タワー」の残49%を売却する。物件売却益が減少、修繕費や支払利息が増加するが、既存物件の増収により、当期利益は前期と同水準を見込む。1,240百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は12,100円と前期予想と同額となる見通し。 オフィスの賃貸市況が緩やかに回復していること、インフレの影響によりコストが増加していることから、賃料増額改定、工事費等のコストコントロールによる内部成長に注力するとともに、引き続き物件入替えも推進していく。また中長期的な分配戦略として、1口当たり利益と1口当たり分配金の乖離幅を縮小していく方針。
第45期実績 | 第46期予想 | 前期比 | 第47期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 41,414百万円 | 42,410百万円 | 2.4% | 42,600百万円 | 0.4% |
当期利益 | 18,636百万円 | 18,460百万円 | ▲0.9% | 18,470百万円 | 0.1% |
分配金総額 | 17,381百万円 | 17,220百万円 | ▲0.9% | 17,220百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 12,216円 | 12,100円 | ▲0.9% | 12,100円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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