(2021/10/13)
野村不動産マスターファンド投資法人が、第12期(2021年8月期)を発表した。 第12期は「ユニバーサル・シティウォーク大阪」の底地を追加取得した。テナント解約増加により、オフィスの平均稼働率は97.3%と前期より1.9ポイント低下した。オフィスや商業施設の稼働率低下、緊急事態宣言を要因とする賃料減免の増加、固都税や減価償却費の増加により、前期比4.5%減益。のれん償却費相当2,622百万円に加え、内部留保取崩額を当初予定の393百万円から447百万円へ増額し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,288円と業績予想を維持した。 期末のポートフォリオは299物件、資産規模(取得額合計)は1兆684億円、有利子負債比率は43.4%。 併せて、物件入替えを発表した。 取得する「Landport青梅Ⅲ」は、圏央道青梅ICより2.9キロに、スポンサーである野村不動産が開発した、2020年11月竣工の物流施設。取得額は170億円。 一方、売却する「NMF宇都宮ビル」は、宇都宮市にある1999年竣工のオフィスビル。築年が経過し競争力の低下を懸念し売却を決定した。売却額は27.2億円。 第13期(2022年2月期)は、上記の新規物件や物件売却益、賃料減免の減少、修繕費の削減等により、前期比1.3%増益を見込む。のれん償却費相当額2,622百万円を加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,227円となる見通し。 第14期(2022年8月期)は、前期の物件売却益がなくなるが、新規物件の通期稼働、オフィスの稼働率改善等により、前期予想比0.6%増益を見込む。のれん償却費相当額2,622百万円を加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,242円となる見通し。
第12期実績 | 第13期予想 | 前期比 | 第14期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 37,519百万円 | 37,466百万円 | ▲0.1% | 37,833百万円 | 1.0% |
当期利益 | 12,434百万円 | 12,595百万円 | 1.3% | 12,666百万円 | 0.6% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,637円 | 2,669円 | 1.2% | 2,685円 | 0.6% |
1口当たり利益超過分配金 | 651円 | 558円 | ▲14.3% | 557円 | ▲0.2% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,288円 | 3,227円 | ▲1.9% | 3,242円 | 0.5% |
<取得> | |||||
物件名称 | Landport青梅Ⅲ | ||||
所在地 | 東京都青梅市末広町 | ||||
取得金額 | 17,000百万円 | ||||
鑑定NOI利回り | 4.5% | ||||
還元利回り | 4.2% | ||||
竣工時期 | 2020年11月6日 | ||||
取得日 | 2022年1月6日 | ||||
売主 | 野村不動産(株) | ||||
<売却> | |||||
物件名称 | NMF宇都宮ビル | ||||
所在地 | 栃木県宇都宮市馬場通り | ||||
売却額 | 2,720百万円 | ||||
簿価(売却時想定) | 2,445百万円 | ||||
差額(売却額-簿価) | 275百万円 | ||||
売却日 | 2021年10月29日 | ||||
売却先 | 非開示 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | ヘルスケア&メディカル | +2.50% |
---|---|---|
2 | マリモ | +2.19% |
3 | インヴィンシブル | +2.13% |
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