(2020/04/14)
野村不動産マスターファンド投資法人が、第9期(2020年2月期)決算を発表した。 第9期は、投資口の追加発行を行い「PMO秋葉原北」等5物件を取得。これによる賃貸収益が寄与し、前期比4.3%増益。のれん償却額2,622百万円、Landport浦安及びLandport岩槻の大口テナント退去による一時的な減収と増資による1口当たり利益の希薄化の補填として654百万円を内部留保より取崩し、投資口数が3.7%増加するも、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,279円と前期比2.2%増となった。 期末のポートフォリオは294物件、資産規模(取得額合計)は1兆310億円、有利子負債比率は42.8%。 第10期(2020年8月期)は「Landport東習志野」等4物件を取得。これによる賃貸収益を反映し、前期比6.8%増益を見込む。のれん償却費2,622百万円を加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,317円となる見通し。 なお、新型コロナウイルスの影響により、商業施設やホテルの変動賃料の減少を想定。また一部テナントの賃料支払いを猶予する。今後更に減収となる場合には、内部留保残高34.2億円を上限に利益超過分配を行い、分配金を維持する見込み。 第11期(2021年2月期)は、修繕費や支払利息の減少により、前期予想比0.4%増益を見込む。のれん償却費2,622百万円を加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,328円となる見通し。
第9期実績 | 第10期予想 | 前期比 | 第11期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 36,927百万円 | 38,452百万円 | 4.1% | 38,289百万円 | ▲0.4% |
当期利益 | 12,188百万円 | 13,018百万円 | 6.8% | 13,073百万円 | 0.4% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,585円 | 2,759円 | 6.7% | 2,772円 | 0.5% |
1口当たり利益超過分配金 | 694円 | 558円 | ▲19.6% | 556円 | ▲0.4% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,279円 | 3,317円 | 1.2% | 3,328円 | 0.3% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | ヘルスケア&メディカル | +2.50% |
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2 | マリモ | +2.19% |
3 | インヴィンシブル | +2.13% |
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