2024年2月期(第36期)決算説明資料
今回取り上げるのは、2024年4月16日に開示された大和ハウスリート投資法人(以下DHR)の第36期(2024年2月期)決算説明資料です。
資産運用会社は、大和ハウス工業株式会社の100%子会社である大和ハウス・アセットマネジメント株式会社にて、DHRは、2006年に発足したビ・ライフ投資法人が、2010年にニューシティ・レジデンス投資法人と合併後大和ハウス・レジデンシャル投資法人に商号変更。2016年に同じ大和ハウス系列の旧大和ハウス・リート投資法人と合併し現在に至ります。
用途別のポートフォリオは、物流施設(50%)、住居(30%)、商業(15%)、ホテル(2%)、その他施設(3%)と広範囲にわたる総合型の特性を保有しています。
投資方針として、
【投資エリア】3大都市圏 70%以上
【投資タイプ】中核資産(物流・居住・商業・ホテル)80%以上、その他施設(複合・ヘルスケア等)20%以下
不動産売買市場については、マイナス金利政策が解除されたものの、緩和的な金融環境は当面維持される見通しであり、取引価格は引き続き高値圏で推移している。また、地価の上昇や建設費用の高止まり等もあり、今後も厳しい投資環境が続くと考えられる。
2023年9月に『MIMARU東京八丁堀(ホテル)』(取得価格:51.14億円)を取得した。また、借入金及び手元資金により、2023年10月に『Dプロジェクト門真Ⅰ(物流施設)』(取得価格:31.2億円)を取得した。
この結果、本投資法人の当期末現在のポートフォリオは、物件数 232物件、資産規模9,057億円となった。
本投資法人は、
1)2023年9月29日に返済期限が到来した既存借入金187億円の返済資金に充当するた め、187億円のリファイナンスを実施した。
2)2023年10月2日に返済期限が到来した既存借入金40億円の返済資金に充当するため、40億円のリファイナンスを実施した。
3)2023年10月2日 に、大和ハウスグループのパイプラインからの物件取得に伴う取得資金及び関連費用の一部に充当するため、20億円の借入れを実施した。
4)2024年1月31日に返済期限が到来した既存借入金20億円の返済資金に充当するため、20億円のリファイナンスを実施した。
この結果、本投資法人の当期末現在の有利子負債残高は同額の4,095億円(借入金残高3,655億円、投資法人債残高440億円)となり、当期末のLTVは45.1%となった。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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