2023年12月期(第39期)決算説明資料
今回取り上げるのは、2024年2月15日に開示されたフロンティア不動産投資法人(以下FRI)の39期(2023年12月期)決算説明資料です。
資産運用会社は、2008年3月に日本たばこ産業株式会社(JT)から三井不動産株式会社100%子会社である三井不動産フロンティアリートマネジメント株式会社に変更されており、FRIは2004年8月に上場しております。
投資対象は、郊外型商業施設及び都心型商業店舗ビル等の用途に供されている不動産等及び不動産対応証券の裏付資産にて、「商業施設特化型J-REIT」に分類される。
商業施設を取り巻く個人消費及び小売環境についても、物価上昇の影響はあるものの、新型コロナ感染症の影響の収束による消費行動の平常化や、円安を背景としたインバウンド需要の回復により、回復基調にあった。 不動産投資市場は、国内の金融緩和政策の動向を注視する動きはあるものの、投資家の旺盛な取得意欲は継続し、取得環境は厳しい状況が続いた。
三井不動産株式会社の開発物件である、三井ショッピングパークららぽーと和泉の準共有持分18.5%を2023年10月に、新川崎スクエアを2023年12月に、取得した。 2023年12月末時点における保有資産残高は40物件、3,641億円(取得価格ベース)となった。
・信用力の高いテナントとの長期固定賃料をベースに安定収益基盤を確保
・物件を取り巻く環境変化に対応し、競争力維持・強化に資する追加投資やテナント入替えなどを戦略的に実施
・更なるポートフォリオの質の向上のために、将来の不確実性を有する物件については入替えも検討
当期末日現在におけるポートフォリオ全体の賃貸状況については、信用力の高いテナントとの長期固定の賃貸借契約を中心とした安定的なポートフォリオを維持しており、稼働率は 100.0%となっている。
本投資法人は中長期にわたり安定的な分配金の配当を行うことを基本方針としており、当期も引き続き、調達先の拡大、調達手段の多様化、返済期限の分散、長期固定化を意識し、財務の安定性向上に努めた。 その結果、当期末日現在の借入金等の残高は、長期借入金1,166億円及び本投資法人債券135億円の合計1,301億円となっている。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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