2023年11月期(第24期)決算説明資料
今回取り上げるのは、2024年1月17日に開示されたアクティビア・プロパティズ投資法人(以下API)の24期(2023年11月期)決算短信・決算説明資料です。
資産運用会社は、東急不動産株式会社の100%子会社である東急不動産リートマネジメント株式会社にて、APIは2012年6月に上場しております。
商業施設を取り巻く環境については、新型コロナウイルス感染症が「5類感染症」となったことによる消費行動の平常化とインバウンドの急回復に伴い、テナントの出店意欲の改善が見られる。
賃貸オフィス市場は、新築ビルが大型空室を抱える一方で足元のオフィス需要は堅調に推移しており、空室率は減少傾向にある。三鬼商事株式会社が公表した2023年11月末時点の都心5区(千代田区、港区、中央区、渋谷区及び新宿区)の平均空室率は6.03%で、前期末(2023年5月31日)時点との比較では0.13ポイント低下した。内、渋谷区の空室率は4.24%で、他のエリアと比較して低位な水準で推移している。2023年11月末時点における都心5区の一坪当たり平均賃料は19,726円となった。
2023年6月1日に「ルオーゴ汐留」(準共有持分51%)(譲渡価格:46.46億円)の譲渡を行った。
この結果、当期末時点の保有資産合計は46物件(取得価格合計5,461億円)となった。
当期においては、返済期日が到来した借入金の返済等のため、167.5億円の借入を行い、引き続き返済期限の分散等による財務基盤の安定性維持に努めた。
この結果、当期末時点における有利子負債残高は2,658億円(借入金2,381億円、投資法人債277億円)となった。また、総資産に占めるLTVについては、当期末時点で46.9%、長期比率100.0%、固定金利比率94.1%となった。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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