今回は、みずほリートマネジメント株式会社 橋本 幸治氏に業界動向やファンドの特徴に関してインタビュー形式でお話していただきました。
Oneリート投資法人は、みずほ信託銀行というメガバンク・グループの一角を占める金融機関をスポンサーとしていること、また東京経済圏を中心に主にミドルサイズオフィスビルと都市型商業施設を投資対象としていることの2点が特徴です。
みずほ信託銀行はもともと不動産関連ビジネスに強く、各リートから事務運営や資産保管といった業務を受託するなど幅広い機能と実績を持っています。信託銀行がスポンサーとなることで、不動産情報の提供はもとより、リートとして取得したい物件を確保するためのブリッジファンド組成やウェアハウジング機能の提供、リートの安定的運営等の面でサポートしてもらっています。
また、大手金融機関がスポンサーとなることで当リートの信用力も改善し、資金調達コストが削減出来、柔軟で機動的な資金調達が可能になったことも見逃せません。
借入の金融機関別シェアについては、現在のシェアを無理やり大きく変えていこうとは考えていません。当リートの前身であるSIA不動産投資法人時代から資金調達を支えていただいた金融機関の方々とは引き続き安定的なリレーションを維持しながら、盤石の貸し手としてスポンサーのみずほ信託銀行やみずほ銀行が一定の存在感で控えているという現在のバンクフォーメーションを続けていきたいと考えています。
現在の保有物件は24物件、資産規模は808億円です。投資対象は前述のようにミドルサイズオフィスビルと商業施設ですが、現状のポートフォリオはオフィスビルが9割を超える状態です。 エリア別では東京経済圏に加え、地方の大都市圏(大阪、名古屋、福岡、札幌、仙台)を中心とするポートフォリオを目指しており、昨年資産運用ガイドラインを変更し、投資対象エリアの中でも特に重視する「重点投資対象エリア」を策定しました。
地方についても情報収集は積極的に行っているのですが、実際に取得が検討できる物件となると引き続き東京経済圏のミドルサイズオフィスビルが多くなる見通しです。
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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