今回は、GLPジャパン・アドバイザーズ株式会社 鳥越 豪郎 氏にJ-REIT市場と ファンドの特徴をインタビュー形式でお話していただきました。 (※このインタビューは2015年6月に行ったものです。)
日銀から出ている「不動産業務向け貸出態度DI」という指標を見ますと、2007年のピークと今は同じ状態になっております。ファイナンス担当と話す中では、引き続きレンダーの貸出姿勢は積極的な状態となっており、既にスプレッドはかなり下がっているのですが、ここ1年間でまだ下がっているという話も出ました。
金融機関別で言いますと、最近ではリーマンショックで撤退した地方銀行(以降、地銀)が戻ってきており、メガバンクより積極的な貸出姿勢になっているという印象です。リーマンショック前の状況とはプレイヤーが違う気がします。リーマンショック前はCMBSとか外資銀行が入って、かなり加熱したファイナンスであったと記憶しております。現状ではCMBSも少なくなっていて、また、LTVも以前ほど深いところまでは出ていないと聞いています。これらを勘案しますと、まだ健全でリーズナブルな範囲でやっていると思います。利幅は少ないかもしれませんが、マーケット全体としてリスクをはらんでいるかと言いますと、そういう状況ではないのかと思います。
余力はあるかと思います。レンダーに話を聞いてみても、貸出余力が無いという印象を受けることはありません。貸出が積極的になると、どうしても引締めという話が出るものですが、今回の状況は国策として資産インフレを目指している中ですので、現段階において金融を引き締めることは無いと思います。
金利についてですが、賃金が上がり、多少GDPも前年比プラスになり、経済活動も発展してきている中で、長期的には、健全な金利上昇というのはあるのではないかと思います。
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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