「REITキーマンに聞く!」今回は、平和不動産アセットマネジメント株式会社 平野 正則 氏にJ-REIT市場とファンドの特徴をインタビュー形式でお話していただきました。
ポートフォリオ上の特徴としては、戦略的なポートフォリオを組んでおり、東京を中心に、中規模オフィスおよびレジデンスに対する分散投資を行っているという点です。
また、運営面では平和不動産とのパートナーシップにより、信用力とブランド力を補完し、物件の取得、運用、財務基盤の強化というところで、協調しているという点になります。
現在のところは、レジデンス比率がオフィス比率を上回っております。オフィスの取得は難しい環境ですが、今はオフィスを積み増したいという考えを持っております。ただし、オフィスの成長性とレジデンスの安定性というのは、双方それぞれが非常に魅力的な性質なので、その時期によって積み増すアセットを変えながら、両者を大切にしていきたいと考えています。
また、投資エリアは東京都区部を中心にというのは基本にありますが、東京以外でも平和不動産の営業エリア(札幌、仙台、名古屋、関西、福岡)では強みを発揮できると考えています。
こちらは、合併により組み入れられたものです。
基本的な方針としては、積み増していく方針はありません。
競争しているという意識はないのですが、似たようなアセットを組入れているところと、物件取得時や運用上で競合することはあります。
物件運用の面では、他社の状況もチェックしています。
例えば、レジデンスの稼働が落ち込んだ時に、他社の状況はどうなのか、もしくはオフィスのリニューアルなどは、J-REIT各社非常に力を入れておりますので、他社の事例を学ぶという意味では、市場全体の動きに気を配っています。
運用部門は、オフィスとレジデンスにチームが分かれていますが、投資部門では、オフィスもレジデンスも一緒になっています。オフィスとレジデンスでは運用の仕方が違いますので、効率的な組織体系とすべく分けています。
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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