我々日本リート投資法人は、目標とする分配金を出すために、一定の利回り以下では買わないという基準を設定しています。現状の賃貸住宅マーケットを見ると、分配金に直結する償却利回り、築年数等を考慮すると、なかなか手が出しづらいと思っています。大幅な賃料増加を期待しづらい住宅物件は、高値で買うと、そのまま低い利回り維持する可能性が高いと考えています。その意味からも、タイムリーな買い物ではないかもしれません。
日本リート投資法人のポートフォリオは、漸く1500億円を超える物件を取得したところなので、低位安定物件を組み入れる判断はしづらいと考えています。
物流施設のマーケットは、アメリカと日本で一番差があるところかもしれません。J-REITマーケットでは、まだ後発のアセットタイプだと思います。ただ、今後はネット社会活発化により物流施設のニーズは増加するのではないかと思っています。
規模感のある都市型、郊外型モール等は、オフィスで言えば、S、Aクラスのような状態かもしれません。やはり過熱感が認められるように感じています。その一方で、中小規模の都市型、地方の生活サポートのための施設など、安定賃料が期待できる物件もあるように思います。
日本リート投資法人が対象とする物件は、全国各地からロケーションを選定し、収益の成長性と安定性を見て、都市型や生活サポート型の商業施設です。
日本リート投資法人はメインバンクである三菱東京UFJ銀行から盤石なサポートをしていただいているので、大変感謝しておりますし、まだ発展途上であるにもかかわらず、積極的にファイナンスのご提案をしていただける銀行もいらっしゃいます。 概ね取引をさせていただいているレンダーの担当の皆様とは、大変懇意にさせていただいているのですが、ただ、最近、行内の審査が厳しくなっているという声をいただくこともあります。やはり、一部の不動産マーケットの過熱感をすでに警戒されているのかもしれません。
我々日本リート投資法人としては、メインバンクを中心に密なコミュニケーションを継続し、より強固な信頼関係を構築していきたいと考えています。
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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