(2025/01/17)
アクティビア・プロパティーズ投資法人が、第26期(2024年11月期)決算を発表した。 第26期は、「御宿野乃京都七条」を裏付資産とする匿名組合出資持分を取得した。オフィスの賃料発生稼働率は97.8%と前期より4.2ポイント上昇、賃料増額率も前期より拡大した。賃貸収入は増加したが、固都税や修繕費の増加、前期の物件売却益がなくなったことにより、前期比9%減益。内部留保より620百万円を取崩し、1口当たり分配金は9,300円となった。 期末のポートフォリオは45物件、資産規模(取得額合計)は5,418億円、有利子負債比率は47.3%。 併せて「COERU渋谷公園通り」等3物件を裏付資産とする匿名組合出資持分を取得し、併せてこれら3物件の優先交渉権を取得する。 更に運用ガイドラインを変更し、物流施設を投資対象に加える。アクティビア・アカウントのカテゴリに分類し、郊外型商業施設、地方のオフィスと併せてポートフォリオの30%以下とする。 第27期(2025年5月期)は、修繕費や支払利息が増加するが、賃料増額やホテルの歩合賃料が寄与し、前期比0.1%増益を見込む。売却益を反映しない巡航ベースの分配方針に変更することにより、内部留保取崩額を141百万円に減額し、1口当たり分配金は8,700円と前期比6.5%減となる見通し。 第28期(2025年11月期)は、支払利息や資産運用報酬が増加するが、解約違約金収入の発生、修繕費の減少により、前期予想比3.1%増益を見込み、1口当たり分配金は8,782円となる見通し。 当面の目標であった1口当たり利益8,700円を第28期に達成する目処がたった。内部成長を軸に更なる成長を目指す。
第26期実績 | 第27期予想 | 前期比 | 第28期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 15,708百万円 | 15,709百万円 | 0.0% | 16,123百万円 | 2.6% |
当期利益 | 6,745百万円 | 6,749百万円 | 0.1% | 6,956百万円 | 3.1% |
分配金総額 | 7,366百万円 | 6,890百万円 | ▲6.5% | 6,956百万円 | 1.0% |
1口当たり分配金 | 9,300円 | 8,700円 | ▲6.5% | 8,782円 | 0.9% |
<匿名組合出資持分> | |||||
資産名称 | 合同会社CA-1 B号匿名組合出資持分 | ||||
対象不動産(所在地) | COERU渋谷公園通り(渋谷区) COERU東新宿(新宿区) ラムザタワーB棟(さいたま市) |
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対象不動産の鑑定価格合計 | 15,110百万円 | ||||
出資額 | 1,000百万円 | ||||
出資持分の取得日 | 2025年4月3日 | ||||
優先交渉期限 | 2029年9月30日 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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