(2016/07/13)
ユナイテッド・アーバン投資法人が、第25期(平成28年5月期)決算を発表した。第25期は「ロワジールホテル&スパタワー那覇」等3棟を取得する一方、「UUR築地ビル」等3棟を売却。熊本地震に伴う「イオンモール宇城」の修繕見込額135百万円を特別損失として計上するも、3棟取得による賃貸収益の増加、3棟売却による売却益847百万円計上等が寄与し、前期比14.8%増益。売却物件のうち2棟は、合併時の受入資産に伴い、税務上の損失が発生。これを活用して売却益のうち834百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,000円と前期を1.6%上回った。期末のポートフォリオは118物件、資産規模(取得額合計)は5,754億円、有利子負債比率は46.6%。なお、第25期に大型のホテル2棟を取得した結果、ホテルの投資割合(取得価格比)が前期の12.5%から18.3%へ上昇した。 第26期(平成28年11月期)は、期初に投資口の追加発行を行い「川崎物流センター」を取得。前期に取得した物件が通期寄与する一方、前期の物件売却益がなくなること、「碑文谷ショッピングセンター」のリニューアル工事等により、前期比14.3%減益を見込むが、内部留保より1,068百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,000円と前期と変わらない見通し。有利子負債比率は42.8%に低下の見込み。 第27期(平成29年5月期)は、「碑文谷ショッピングセンター」のリニューアルオープンが寄与し、前期予想比17.4%増益を見込む。平成27年税制改正に伴い、第26期に負ののれん残額を一時差異等調整積立金に振り替え、第27期より1%以上を毎期取り崩す。これにより一時差異等積立金より64百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,120円と前期予想を4%上回る見通し。
第25期実績 | 第26期予想 | 前期比 | 第27期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 21,444百万円 | 21,183百万円 | ▲1.2% | 21,924百万円 | 3.5% |
当期利益 | 9,089百万円 | 7,791百万円 | ▲14.3% | 9,149百万円 | 17.4% |
分配金総額 | 8,254百万円 | 8,859百万円 | 7.3% | 9,213百万円 | 4.0% |
1口当たり分配金 | 3,000円 | 3,000円 | 0.0% | 3,120円 | 4.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | ヘルスケア&メディカル | +2.50% |
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2 | マリモ | +2.19% |
3 | インヴィンシブル | +2.13% |
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