(2023/05/18)
グローバル・ワン不動産投資法人が、第39期(2023年3月期)決算を発表した。 第39期は、投資口の追加発行を行い、「THE PEAK SAPPORO」を取得する一方、「大手町ファーストスクエア」の持分の25%を売却した。期末稼働率は96.3%と前期より0.4ポイント低下した。豊洲プライムスクエア等の稼働率低下により既存物件は減収となったが、新規物件の収益や物件売却益888百万円が寄与し、前期比27.5%増益。投資口数が7.8%増加するも、1口当たり分配金は2,860円と前期比17.9%増となった。 期末のポートフォリオは12物件、資産規模(取得額合計)は2,023億円、有利子負債比率は45.4%。 第40期(2023年9月期)は、「グローバル・ワン名古屋伏見」を取得、「大手町ファーストスクエア」の持分の30%を売却する。期末稼働率は96.5%と前期より0.2ポイント上昇する想定。既存物件は減収となるが、新規物件の収益や物件売却益の増加により、前期比13.2%増益を見込む。203百万円を内部留保するも、1口当たり分配金は3,038円と前期比6.2%増となる見通し。 第41期(2024年3月期)は、引き続き「大手町ファーストスクエア」の持分の30%を売却する。期末稼働率は96.5%と前期予想と同水準を想定する。前期に取得した物件の通期稼働や既存物件のフリーレント解消により、前期予想比1.5%増益を見込む。当期利益の10%に相当する334百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,959円と前期予想比2.6%減となる見通し。 なお、大手町ファーストスクエアの分割売却は、第42期(2024年9月期)に持分の10%、第43期(2025年3月期)に持分残5%を売却する予定。 資産規模2,000億円を達成したことから、中期目標である資産規模2,500億円を今後3~5年間で目指す。
第39期実績 | 第40期予想 | 前期比 | 第41期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 6,664百万円 | 7,252百万円 | 8.8% | 7,216百万円 | ▲0.5% |
当期利益 | 2,923百万円 | 3,310百万円 | 13.2% | 3,360百万円 | 1.5% |
分配金総額 | 2,925百万円 | 3,107百万円 | 6.2% | 3,026百万円 | ▲2.6% |
1口当たり分配金 | 2,860円 | 3,038円 | 6.2% | 2,959円 | ▲2.6% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | サムティ・レジ | +2.62% |
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2 | ヘルスケア&メディカル | +1.69% |
3 | 東海道リート | +1.60% |
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