(2021/02/15)
日本ビルファンド投資法人が、第39期(2020年12月期)決算を発表した。 第39期は、投資口の追加発行を行い、「大崎ブライトタワー」等、オフィスビル4物件を取得、「NBF新川ビル」の持分一部を売却した。コロナ禍の影響を受け、期中平均稼働率は前期の99.4%から98.8%へ低下したが、新規物件の収益や既存物件の賃料増額、物件売却益1,388百万円が寄与し、前期比11.4%増益。内部留保より903百万円を取崩し、投資口数が17%増加するも、1口当たり分配金は11,000円と前期を僅かに上回った。 期末のポートフォリオは74物件、資産規模(取得額合計)は1兆1,721億円、有利子負債比率は38.4%。 第40期(2021年6月期)は、「新宿三井ビルディング」「グラントウキョウサウスタワー」(取得額計2,170億円)を取得、「NBF新川ビル」の持分一部を売却する。大口テナントの退去や空室期間の長期化を見込み、期中平均稼働率は97.5%を想定。既存物件が減収となるが、新規物件の収益、物件売却益1,597百万円が寄与し、前期比17.8%増益を見込む。物件売却益を内部留保するが、1口当たり分配金は11,350円と前期比3.2%増となる見通し。有利子負債比率は42.7%程度まで上昇する見込み。 第41期(2021年12月期)は、期中平均稼働率が引き続き97.5%を想定。前期に取得した物件が通期寄与するが、前期の物件売却益がなくなることや大口テナント退去により、前期予想比10.3%減益を見込み、1口当たり分配金は11,050円となる見通し。
第39期実績 | 第40期予想 | 前期比 | 第41期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 41,747百万円 | 46,396百万円 | 11.1% | 44,632百万円 | ▲3.8% |
当期利益 | 17,273百万円 | 20,354百万円 | 17.8% | 18,261百万円 | ▲10.3% |
分配金総額 | 18,177百万円 | 18,755百万円 | 3.2% | 18,261百万円 | ▲2.6% |
1口当たり分配金 | 11,000円 | 11,350円 | 3.2% | 11,050円 | ▲2.6% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | ヘルスケア&メディカル | +2.50% |
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2 | マリモ | +2.19% |
3 | インヴィンシブル | +2.13% |
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