(2018/02/15)
日本ビルファンド投資法人が、第33期(平成29年12月期)決算を発表した。 第33期は「NBF新浦安タワー」と「GSKビル」を売却。NBF新浦安タワーの売却損38億円が発生する一方、GSKビルの売却益55億円計上により、前期比12%増益。物件売却益のうち14億円を内部留保とし、1口当たり分配金は9,370円と前期を2.6%上回った。 期末のポートフォリオは72物件、資産規模(取得額合計)は1兆764億円、有利子負債比率は40.8%。また内部留保額は64億円(1口当たり4,560円程度)となる。 第34期(平成30年6月期)は「六本木ティーキューブ」、「セレスティン芝三井ビルディング(追加)」を取得する一方、「NBF日比谷ビル」を売却予定。これにより物件売却益3.78億円が生じるが、前期より物件売却益が減少するため、前期比4.9%減益を見込む。物件売却益を内部留保するも、1口当たり分配金は9,620円と前期を2.7%上回る見通し。 第35期(平成30年12月期)は、物件売却益がなくなるが、前期に取得した物件の通期稼働により、前期予想比0.1%増益を見込む。内部留保を見込まず、1口当たり分配金は9,900円となる見通し。
第33期実績 | 第34期予想 | 前期比 | 第35期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 42,125百万円 | 36,559百万円 | ▲13.2% | 36,635百万円 | 0.2% |
当期利益 | 14,682百万円 | 13,962百万円 | ▲4.9% | 13,978百万円 | 0.1% |
分配金総額 | 13,230百万円 | 13,584百万円 | 2.7% | 13,978百万円 | 2.9% |
1口当たり分配金 | 9,370円 | 9,620円 | 2.7% | 9,900円 | 2.9% |
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