(2017/12/18)
日本ビルファンド投資法人が、オフィスビル2物件の取得、3物件の売却を発表した。 取得する物件は、港区六本木にある「六本木ティーキューブ」と「セレスティン芝三井ビルディング(追加)」、2物件の取得額は計823億円。スポンサーである三井不動産から来年3月に取得する。 一方、「NBF日比谷ビル」を来年3月に、「GSKビル」「NBF新浦安タワー」を12月に売却する。3物件の売却額は計927億円。いずれも築30年程度を経過するため、ポートフォリオの築年数の低下、含み損の縮小を図る。NBF日比谷ビルは、隣接する東京ミッドタウン日比谷が来年3月に開業を予定しており、将来的な再開発の可能性を含め三井不動産に売却する。GSKビルは売却益5,505百万円、一方NBF新浦安タワーは売却損3,891百万円が発生する見込み。 これら物件入替えに伴い、第33期(平成29年12月期)及び第34期(平成30年6月期)業績予想を修正。 第33期は、GSKビルとNBF新浦安タワーの売却損益差引き1,614百万円を計上する。これにより8月に公表した業績予想に対し12%増益を見込む。売却益のうち1,443百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は9,300円となる見通し。 第34期は、2物件取得による賃貸収益の増加、NBF日比谷ビルの売却益327百万円を計上し、前回予想比4.9%増益を見込む。物件売却益を内部留保するも、1口当たり分配金は9,500円と2.4%上回る見通し。
<取得> | |||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 売主 | |
六本木ティーキューブ | 東京都港区六本木 | 62,800百万円 | 3.30% | 三井不動産(株) | |
セレスティン芝三井ビルディング(追加) | 東京都港区芝 | 19,500百万円 | 3.70% | 三井不動産(株) | |
合計 | 82,300百万円 | ||||
<売却> | |||||
物件名称 | 所在地 | 売却額 | 簿価 | 差額 (売却額-簿価) |
売却先 |
NBF日比谷ビル | 東京都千代田区内幸町 | 64,000百万円 | 63,757百万円 | 243百万円 | 三井不動産(株) |
GSKビル | 東京都渋谷区千駄ヶ谷 | 17,000百万円 | 11,535百万円 | 5,465百万円 | 三井不動産レジデンシャル(株) |
NBF新浦安 | 千葉県浦安市入船 | 11,700百万円 | 15,611百万円 | -3,911百万円 | 非開示 |
合計 | 92,700百万円 | 90,904百万円 | 1,796百万円 | ||
第33期予想 | (修正前) | 増減率 | |||
営業収益 | 42,087百万円 | 36,604百万円 | 15.0% | ||
当期利益 | 14,576百万円 | 13,005百万円 | 12.1% | ||
分配金総額 | 13,133百万円 | 13,005百万円 | 1.0% | ||
1口当たり分配金 | 9,300円 | 9,210円 | 1.0% | ||
第34期予想 | (修正前) | 増減率 | |||
営業収益 | 36,454百万円 | 36,120百万円 | 0.9% | ||
当期利益 | 13,742百万円 | 13,103百万円 | 4.9% | ||
当期利益 | 13,415百万円 | 13,103百万円 | 2.4% | ||
1口当たり分配金 | 9,500円 | 9,280円 | 2.4% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | ヘルスケア&メディカル | +2.50% |
---|---|---|
2 | マリモ | +2.19% |
3 | インヴィンシブル | +2.13% |
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