(2023/07/20)
大江戸温泉リート投資法人が、第14期(2023年5月期)決算を発表した。 第14期は、「大江戸温泉物語きのさき」の残70%持分を売却。また前期同様に、スポンサーである大江戸温泉物語グループの財務安定確保を目的に、3ヶ月分の固定賃料の50%を減額した。一方、第8期(2020年5月期)以来6期ぶりに変動賃料が発生した。物件売却益の増加や減価償却費の減少により前期比6.7%増益。1口当たり分配金は1,444円と前期比2.8%増となった。 期末のポートフォリオは11物件、資産規模(取得額合計)は310億円、有利子負債比率は30.0%。 第15期(2023年11月期)は、固定賃料の減額措置が終了し通期計上される。変動賃料の増加を想定するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期比6.7%減益を見込む。1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は1,396円と前期比3.3%減となる見通し。 第16期(2024年5月期)は、変動賃料の増加を見込む一方、鬼怒川観光ホテルと大江戸温泉物語伊勢志摩のバリューアップ工事に伴う固定賃料の減額が発生するため、前期予想比5.3%減益を見込む。1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は1,323円となる見通し。 なお、2月に規約を変更し、アコモデーション施設(賃貸住宅、学生マンション、社員寮、サービスアパートメント、シェアハウス、高齢者施設等)を投資対象に追加した。今後は物件売却代金を活用し、住宅を取得していく方針。 またスポンサーである大江戸温泉物語と、同じローン・スターの傘下である湯快リゾートが経営統合を協議中であることを発表。経営効率化、エリアにおける競合の解消、高級路線ブランドへ集約化を目的とする。
第14期実績 | 第15期予想 | 前期比 | 第16期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 1,221百万円 | 1,147百万円 | ▲6.1% | 1,147百万円 | 0.0% |
当期利益 | 349百万円 | 325百万円 | ▲6.9% | 308百万円 | ▲5.2% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
1,444円 | 1,383円 | ▲4.2% | 1,310円 | ▲5.3% |
1口当たり利益超過分配金 | 0円 | 13円 | - | 13円 | 0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
1,444円 | 1,396円 | ▲3.3% | 1,323円 | ▲5.2% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | ヘルスケア&メディカル | +2.50% |
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2 | マリモ | +2.19% |
3 | インヴィンシブル | +2.13% |
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