(2022/01/20)
大江戸温泉リート投資法人が、第11期(2021年11月期)決算を発表した。 第11期における物件取得はなし。第3回目及び第4回目の緊急事態宣言期間であったが、解除後の10月以降稼働率が急回復し、第11期全体の客室稼働率は50.7%と前期より+22.6ポイント上昇、Revper(客室当たり売上)は13,856円と前期より+65%増加した。第11期における変動賃料は2020年9月~2021年8月の年間業績が基準となるため、引き続き変動賃料は発生せず、固定賃料のみとなった。また財務の安定化を目的に自発的に担保設定を行った。融資関連費用や担保に伴うコスト増加により、前期比14.5%減益となり、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は1,686円となった。 期末のポートフォリオは14物件、資産規模(取得額合計)は360億円、有利子負債比率は38.1%。 第12期(2022年5月期)は、リファイナンスに向けた手元資金確保と有利子負債比率の引き下げを目的に「長崎ホテル清風」を売却。引き続き変動賃料を見込まない前提。売却益10百万円が発生するが、売却に伴う賃貸収入の減少や投資主総会費用発生により、前期比6.0%減益を見込み、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は1,585円となる見通し。 第13期(2022年11月期)は、売却した物件の賃貸収入が通期なくなるが、投資主総会費用や金融関連費用の減少により、前期予想比2.3%増益を見込み、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は1,620円となる見通し。 なお、2月末に実質的なスポンサーがベインキャピタルグループからローン・スターグループに交代するが、現時点で交代後のREITの運営方針等に関する変更はなし。
第11期実績 | 第12期予想 | 前期比 | 第13期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 1,344百万円 | 1,285百万円 | ▲4.4% | 1,255百万円 | ▲2.3% |
当期利益 | 392百万円 | 368百万円 | ▲6.1% | 377百万円 | 2.4% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
1,668円 | 1,567円 | ▲6.1% | 1,602円 | 2.2% |
1口当たり利益超過分配金 | 18円 | 18円 | 0.0% | 18円 | 0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
1,686円 | 1,585円 | ▲6.0% | 1,620円 | 2.2% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | ヘルスケア&メディカル | +2.50% |
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2 | マリモ | +2.19% |
3 | インヴィンシブル | +2.13% |
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