(2022/10/19)
福岡リート投資法人が、第36期(2022年8月期)決算を発表した。 第36期は、「博多筑紫通りセンタービル」を取得した。これによる賃貸収入が寄与したが、外注委託費や減価償却費の増加により、前期比0.4%減益となり、1口当たり分配金は3,523円となった。 期末のポートフォリオは33物件、資産規模(取得額合計)は2,063億円、有利子負債比率は41.7%。 併せて「久留米東櫛原SC」を売却することを発表した。売却額は27.4億円。3期に分割して売却する。売却代金はキャナルシティ博多等のリニューアル投資に活用する。 第37期(2023年2月期)は、久留米東櫛原SCの準共有持分15%を売却する。またキャナルシティ博多のリニューアル工事が開始する。物件売却益115百万円を計上する一方、東比恵ビジネスセンターの空室、キャナルシティ博多の減収や修繕費増加により、前期比0.1%減益を見込み、1口当たり分配金は3,520円となる見通し。 第38期(2023年8月期)は、久留米東櫛原SCの準共有持分55%を売却する。キャナルシティ博多のリニューアルに伴い賃貸収入が大幅減少するが、物件売却益317百万円が寄与し、前期予想比0.6%増益を見込み、1口当たり分配金は3,540円となる見通し。 なお、キャナルシティ博多は2023年より大規模リニューアルを行う。アジアに近い利点を活かし、文化やコミュニティが生まれる空間や機会創出のためのプロジェクトを進行する。
第36期実績 | 第37期予想 | 前期比 | 第38期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,830百万円 | 8,915百万円 | 1.0% | 9,119百万円 | 2.3% |
当期利益 | 2,804百万円 | 2,801百万円 | ▲0.1% | 2,817百万円 | 0.6% |
1口当たり分配金 | 3,523円 | 3,520円 | ▲0.1% | 3,540円 | 0.6% |
<売却> | |||||
物件名称 | 久留米東櫛原SC | ||||
所在地 | 福岡県久留米市東櫛原町 | ||||
売却額 | 2,740百万円 | ||||
簿価(2022/8末) | 1,966百万円 | ||||
差額(売却額-簿価) | 774百万円 | ||||
売却日 | 2023年2月、8月、11月(3回) | ||||
売却先 | 非開示 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | サムティ・レジ | +1.45% |
---|---|---|
2 | いちごホテル | +0.75% |
3 | 日本ホテル&レジデンシャル | +0.71% |
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