2023年7月期(第36期)決算説明資料
今回取り上げるのは、2023年9月14日に開示された日本ロジスティクファンド投資法人(以下JLF)の36期(2023年7月期)決算資料です。
資産運用会社は、三井物産株式会社系列の三井物産ロジスティクス・パートナーズ株式会社にて、我が国初の「物流特化型REIT」として2005年5月に上場しております。
JLFは物流施設に特化したREITにて、投資エリア及びその投資比率は、首都圏(50~70%)、近畿・中部・九州(30~50%)、その他(5~10%)と定めている。
物流施設の賃貸市場について、首都圏では、従来から賃貸需要の底堅いEC関連の他、家具、建材、機械、電子部品、家電、飲料、印刷物、アパレル等、多様なテナントからの需要が確認されている。首都圏における2023年4~6月の新規需要は過去最大を更新し、賃貸需要は底堅いものの、外環道エリア及び圏央道エリアの一部では供給増加により空室消化のペースの鈍化が見られ、需給環境は緩和的な状況となっている。また、近畿圏及び九州圏においては空室消化が進み、特に供給量が増えている中部圏においても竣工前物件のテナント内定が進捗するなど、旺盛な賃貸需要が確認されている。
当期における物件の移動はない。
当期末(2023年7月31日)時点で合計52物件・取得価格の総額2,737億円の不動産等を運用している。
2023年2月に返済期限を迎えた長期借入金75億円のリファイナンスを行った。これらを通じて、金利固定化及び返済期限の分散を推進し、金利上昇への耐性を高めるとともに、有利子負債調達コストの低減及び調達先の分散も実現している。
これにより、当期末時点での有利子負債総額は1,197億円、LTVは43.5%となっており、引き続き安定的な財務運営を行っている。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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