(2023/01/19)
ユナイテッド・アーバン投資法人が、第38期(2022年11月期)決算を発表した。 第38期は、「KIC狭山日高ディストリビューションセンター」等3物件を取得する一方、「あすと長町デンタルクリニック」等2物件を売却した。物件売却益が減少したが、新規物件の収益やホテルの歩合賃料の増加により、前期比0.4%増益。自己投資口の取得及び消却により投資口数が0.6%減少、また一時差異等調整積立金より77百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,144円と前期比1%増となった。 期末のポートフォリオは137物件、資産規模(取得額合計)は6,822億円、有利子負債比率は43.8%。 第39期(2023年5月期)は、「グランルージュ城東」等3物件を取得する予定。ホテルの歩合賃料やオフィスの稼働回復により賃貸収益は増加するが、前期の物件売却益がなくなること、修繕費や水光熱費の増加により、前期比3.7%減益を見込む。一時差異等調整積立金より77百万円、配当積立金より389百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,154円と前期比0.3%増となる見通し。 第40期(2023年11月期)は、修繕費の減少等により、前期比0.1%増益を見込む。一時差異等調整積立金より77百万円、配当積立金より414百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,164円と前期予想比0.3%増となる見通し。なお、川崎東芝ビルの一括貸テナントである東芝デバイス&ストレージは、当初2023年10月に退去予定であったが、契約期間を延長し2028年10月に変更となった。 ホテルの売上回復に伴う歩合賃料の増加、商業施設やオフィスの稼働回復によって、第41期(2024年5月期)以降は、内部留保及び物件売却益に頼らず1口当たり分配金3,164円超を目指す。
第38期実績 | 第39期予想 | 前期比 | 第40期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 24,433百万円 | 24,613百万円 | 0.7% | 24,677百万円 | 0.3% |
当期利益 | 9,666百万円 | 9,306百万円 | ▲3.7% | 9,312百万円 | 0.1% |
分配金総額 | 9,741百万円 | 9,772百万円 | 0.3% | 9,803百万円 | 0.3% |
1口当たり分配金 | 3,144円 | 3,154円 | 0.3% | 3,164円 | 0.3% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | サムティ・レジ | +2.62% |
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2 | ヘルスケア&メディカル | +1.69% |
3 | 東海道リート | +1.60% |
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