(2024/06/14)
NTT都市開発リート投資法人が、第43期(2024年4月期)決算を発表した。 第43期は、投資口の追加発行を行い、「アーバンネット四条烏丸ビル」等4物件をスポンサーであるNTTグループから取得した。オフィスの稼働が上昇し、ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は96.6%と前期より0.6ポイント上昇。これらに伴い賃貸収益は増加したが、前期の物件売却益がなくなったため、前期比16%減益。投資口数5.7%増加により、1口当たり分配金は2,848円と前期比12%減となった。 期末のポートフォリオは62物件、資産規模(取得額合計)は3,072億円、有利子負債比率は47.8%。 第44期(2024年10月期)は、ポートフォリオ全体の期中平均稼働率が96.0%と前期より0.6ポイント低下する想定。前期に取得した物件が通期寄与するが、固都税、修繕費、支払利息等の増加により、前期比1.3%減益を見込み、1口当たり分配金は2,810円となる見通し。 第45期(2025年5月期)は、ランディック第2新橋ビルのテナント退去の影響により、ポートフォリオ全体の期中平均稼働率が95.7%と前期予想より0.3ポイント低下する想定。これにより前期予想比3.6%減益を見込み、1口当たり分配金は2,710円となる見通し。 ランディック第2新橋ビルは複数のテナント退去により、第45期には稼働率が40%台となる見込み。稼働回復に時間を要することを想定し、売却も含めて検討する。 また物件取得が先行し有利子負債比率が一時的に47.8%に上昇したため、今後は物件売却による有利子負債比率引き下げを図る。
第43期実績 | 第44期予想 | 前期比 | 第45期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 11,477百万円 | 12,145百万円 | 5.8% | 11,923百万円 | ▲1.8% |
当期利益 | 4,221百万円 | 4,165百万円 | ▲1.3% | 4,016百万円 | ▲3.6% |
1口当たり分配金 | 2,848円 | 2,810円 | ▲1.3% | 2,710円 | ▲3.6% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | ヘルスケア&メディカル | +2.50% |
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2 | マリモ | +2.19% |
3 | インヴィンシブル | +2.13% |
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