(2022/06/15)
星野リゾート・リート投資法人(HRR)が、第18期(2022年4月期)決算を発表した。 第18期は、投資口の追加発行を行い「界 別府」「界 霧島」、メザニンローン債権を取得した。第18期の変動賃料算出期間は、売上連動物件が2020年10月~2021年9月、利益連動物件は2020年6月~2021年5月であるため、コロナ禍の影響を受けた。前期の物件売却益がなくなる一方、新規物件の収益が寄与し、前期比24.9%増益。投資口数が8.6%増加するも、1口当たり分配金は7,195円と前期比13.4%増となった。 期末のポートフォリオは65物件、資産規模(取得額合計)は1,768億円、有利子負債比率は35.5%。 併せて2期連続となる投資口の追加発行を発表した。 発行口数は10,670口、オーバーアロットメントによる売出口数は533口。これにより発行後の投資口数は4.6%増の255,558口となる予定。 調達額は約72億円を見込み、併せて発表した「星のや沖縄」の取得資金に充当する。 「星のや沖縄」は、沖縄・読谷村に星野リゾートグループが2019年にファンドを通じて開発した宿泊施設。総客室数100室。HRRは開発ファンドに2018年から段階的に出資したことで、物件取得に繋げた。本物件の共有持分の77.47%を122.1億円で取得するとともに、残り22.53%の優先交渉権を取得する予定。なお、取得後2年4ヶ月間は固定賃料とする。取得後のポートフォリオ全体の規模は1,890億円となる。 第19期(2022年10月期)は、変動賃料算出期間が、売上連動物件が2021年4月~2022年3月、利益連動物件が2020年12月~2021年11月となる。前期に取得した物件の通期稼働及び新規物件の収益、星野リゾート運営物件の変動賃料の増加により、前期比10.4%増益を見込む。投資口数が増加するも、1口当たり分配金は7,607円と前期比5.7%増となる見通し。 第20期(2023年4月期)は、星のや沖縄の通期稼働や星野リゾート運営物件の変動賃料の増加により、前期予想比9.5%増益を見込み、1口当たり分配金は8,331円となる見通し。
第18期実績 | 第19期予想 | 前期比 | 第20期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 5,438百万円 | 5,868百万円 | 7.9% | 6,171百万円 | 5.2% |
当期利益 | 1,761百万円 | 1,945百万円 | 10.4% | 2,130百万円 | 9.5% |
1口当たり分配金 | 7,195円 | 7,607円 | 5.7% | 8,331円 | 9.5% |
<取得> | |||||
物件名称 | 星のや沖縄 | ||||
所在地 | 沖縄県中頭郡読谷村儀間 | ||||
取得金額 | 12,210百万円 | ||||
鑑定NOI利回り | 5.8% | ||||
還元利回り | 5.2% | ||||
竣工時期 | 2019年11月1日 | ||||
取得日 | 2022年7月1日 | ||||
売主 | (株)読谷ホテルマネジメント |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | ヘルスケア&メディカル | +2.50% |
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2 | マリモ | +2.19% |
3 | インヴィンシブル | +2.13% |
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