2023年5月期(第7期)決算説明資料
今回取り上げるのは、2023年5月18日に開示されたSOSiLA物流リート投資法人(以下SOSiLA)の7期(2023年5月期)決算説明会資料です。
SOSiLAの資産運用会社は、住友商事グループの住商リアルティ・マネジメント株式会社にて、SOSiLAは2019年12月に上場しています。
不動産売買取引市場においては、2022年12月に日銀が長期金利の変動幅を拡大したものの金融緩和を継続していること等を背景に、投資家の投資意欲は引き続き高い状況にあり、本投資法人が投資対象とする優良な物流施設の利回りは低下傾向が継続している。
物流不動産市場においては、EC市場の堅調な拡大を背景に、企業による物流業務の外部委託に伴う3PL市場規模の拡大や物流拠点の再編への動き等により、多機能で利便性の高い物流施設へのテナントニーズが高まる傾向にあり、今後も先進的物流施設への需要は増加するものと考えられる。一方で首都圏の物流施設の新規供給は過去最高水準で堅調な需要を上回り、首都圏全体の空室率は上昇傾向で推移している。
本投資法人は、2022年12月2日にSOSiLA尼崎(準共有持分45%、取得価格68.3億円)及びSOSiLA八潮(準共有持分30%、取得価格43.11億円)、2023年4月3日にSOSiLA尼崎(準共有持分45%、取得価格68.3億円)を取得した。
この結果、本投資法人が当期末現在で保有する物件は16物件、取得価格の合計 は1,412億円となっている。
本投資法人は、2022年12月1日を払込期日とする公募増資により56.7億円を、2022年12月26日を払込期日とする第三者割当増資により2.83億円をそれぞれ調達し、当期末時点の出資総額(純額)は780.11億円となった。また、資産の取得に合わせて2022年12月2日に52.9億円の新規借入れを行い、2023年4月3日に79億円の新規借入れと2022年12月2日の新規借入れの一部である短期借入金11億円の返済を行った。
これらの結果、当期末の借入金残高は、612億円となり、総資産に占める有利子負債の割合は42.0%となっている。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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