2023年3月期(第39期)決算説明資料
今回取り上げるのは、2023年5月18日に開示されたグローバル・ワン不動産投資法人(以下GOR)の38期(2023年3月期)決算短信・決算説明資料です。
GORの資産運用会社は、明治安田生命、MUFG、近鉄他が株主であるグローバル・アライアンス・リアルティ株式会社にて、GORは2003年9月に上場しています。
東京のオフィスの賃貸マーケットについては、グレードアップや立地改善のための移転、拡張移転による空室消化が、減床や集約により新たに発生した空室の規模を上回り、空室率は約3年ぶりに低下したが、新規供給が少なかった影響が大きく、オフィスの需要は未だ回復途上にある。出社促進や離職防止のため、オフィスの環境改善を志向する企業が従前以上に増加しているが、1テナントあたりの使用面積は減少しており、空室消化が進まない要因となっている。
オフィスビルの売買マーケットは、世界的な金利上昇局面においても投資家の旺盛な投資意欲が続いており、また、Aクラスビルの物件情報は限定的であることから、物件の取得環境は依然として厳しく、売買価格は高止まりした状況が続いている。
当期においては、2022年12月6日に大手町ファーストスクエアの一部(信託受益権の準共有持分25%、譲渡価格67.5億円)を譲渡し、2022年12月7日にTHE PEAK SAPPORO(取得価格170億円)を取得した。
当期末(2023年3月31日)において、当投資法人が保有する運用資産はオフィスビル11物件、取得価格の総額1,911億円。
当期においては、THE PEAK SAPPORO及びグローバル・ワン名古屋伏見の取得資金に充当するため、公募による新投資口(70,330口)については2022年12月5日、公募に伴う第三者割当による新投資口(3,500口)については2022年12月22日をそれぞれ払込期日として新投資口の発行を行い、2022年12月7日付で24億円の借入れを行った。 また、2023年3月31日に返済期限が到来した既存の借入金47.5億円の返済資金に充当するため、同日付で 47.5億円の借入れを行った。
2023年3月31日現在の出資総額(純額)は1,00,16億円、発行済投資口の総口数は1,022,826口、借入金残高は779億円、投資法人債発行残高は187億円となった。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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