2023年1月期(第13期)決算説明資料
今回取り上げるのは、2023年3月14日に開示された三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(以下MFLP)の13期(2023年1月期)決算説明会資料です。
資産運用会社は、三井不動産株式会社の100%子会社である三井不動産ロジスティクスリートマネジメント株式会社にて、MFLPは2016年8月に上場しております。
MFLPは物流不動産(投資比率80%以上)を主体として、インダストリアル不動産(投資比率20%以下)にも投資するJ-REITである。地域別投資比率では、国内85%以上、海外15%以下を謳っている。国内不動産の対象地域は、首都圏エリア(東京都・神奈川県・千葉県・茨城県)及び関西エリア(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県)を70%以上、その他エリアを30%以下と定めている。
物流市場については、物流業務を専門的に請け負う3PL事業の拡大が続き、かつ、Eコマース需要が継続して高水準で推移し、さらにはコンビニエンスストアやドラッグストア等の小売業者の物流業務効率化を目指す動きもあり、感染症の拡大により、今後の物流市場に悪影響を及ぼす可能性は否定できないが、引き続き先進的物流施設への需要が増加するものと考えられる。
当期における物件の移動はない。
当期末時点において、本投資法人が保有する資産は24物件、取得価格合計3,422億円となった。
2022年8月に14億円(長期借入金)、2022年9月に20億円(長期借入金)、分配金の支払資金として、2022年10月に47億円(短期借入金)、短期借入金の返済資金として、2022年8月に46億円(短期借入金)、2022年10月に20億円(短期借入金)、2022年11月に20億円(短期借入金)の借入れを行い、短期借入金の一部及び減価償却等から生じる内部留保を原資として当期において合計 219億円(短期借入金185億円、長期借入金34億円)の返済を行った。また、2022年11月に第2回無担保投資法人債(特定投資法人債間限定同順位特約付)(グリーンボンド)発行により、20億円を調達した。
その結果、当期末における有利子負債の残高は総額1,207億円(1年内返済予定の長期借入金96億円、投資法人債50億円及び長期借入金1,061億円)、LTVは35.9%となった。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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