2022年7月期(第34期)決算説明資料
今回取り上げるのは、2022年9月13日に開示された日本ロジスティクファンド投資法人(以下JLF)の34期(2022年7月期)決算資料です。
資産運用会社は、三井物産株式会社系列の三井物産ロジスティクス・パートナーズ株式会社にて、我が国初の「物流特化型REIT」として2005年5月に上場しております。
JLFは物流施設に特化したREITにて、投資エリア及びその投資比率は、首都圏(50~70%)、近畿・中部・九州(30~50%)、その他(5~10%)と定めている。
物流施設の賃貸市場では、首都圏を中心としてEC事業者、ECチャネルでの販売を強化するメーカー、食品スーパーをはじめ賃貸需要は底堅く、生産財の在庫が増えたことに伴う製造業の賃貸需要も見られる。一方で高水準の新規供給を背景に需給環境は前期よりもやや緩和的な状況となっている。
当期の外部成長としては、2022年2月に板橋物流センター(取得価格:41.05億円)、2022年3月に久喜物流センター(準共有持分:44.5%、取得価格:85.77億円)を取得した。
当期末(2022年7月31日)時点で合計52物件・取得価格の総額2,737億円の不動産等を運用している。
当期は、2022年2月に2017年9月以来、約4年半ぶりとなる公募増資を実施した。本公募増資では物件取得資金等の調達を目的として83.14億円を調達し、当期末時点の投資口数は934,000口(対前期比28,927口増)、出資総額は1,356.58億円(対前期比83.14億円増)となっている。
有利子負債については、2022年2月に物件取得資金等及び返済期限を迎えた長期借入金65億円の返済資金として 115億円を調達したほか、3月には返済期限を迎えた長期借入金30億円のリファイナンスを行った。これらを通じて、金利固定化及び返済期限の分散を推進し金利上昇への耐性を高めるとともに、平均調達コストの低減や調達先の多 様化も実現している。
これにより、当期末時点での有利子負債総額は1,197億円、LTVは43.7%となっており、引き続き安定的な財務運営を行っている。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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