2022年1月期(第11期)決算説明資料
今回取り上げるのは、2022年3月15日に開示された三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(以下MFLP)の11期(2022年1月期)決算説明会資料です。
資産運用会社は、三井不動産株式会社の100%子会社である三井不動産ロジスティクスリートマネジメント株式会社にて、MFLPは2016年8月に上場しております。
MFLPは物流不動産(投資比率80%以上)を主体として、インダストリアル不動産(投資比率20%以下)にも投資するJ-REITである。地域別投資比率では、国内85%以上、海外15%以下を謳っている。国内不動産の対象地域は、首都圏エリア(東京都・神奈川県・千葉県・茨城県)及び関西エリア(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県)を70%以上、その他エリアを30%以下と定めている。
わが国の経済は、内外における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が徐々に和らぐもとで、持ち直しが明らかになってきた。設備投資の状況については、一部業種に弱さがみられるものの、改善の傾向を示してきましたが、雇用・所得環境については全体としてはなお弱めとなっている。また、個人消費については、感染症によるサー ビス消費を中心とした下押し圧力が和らぐもとで、持ち直しが明らかになってきた。
物流市場については、物流業務を専門的に請け負う3PL事業の市場規模が拡大し、多機能で利便性の高い物流施設の賃借を望む3PL事業者のニーズが高まる傾向にあり、感染症の拡大により、今後の物流市場に悪影響を及ぼす可能性は否定できないが、引き続き先進的物流施設への需要が増加するものと考えられる。
当期の物件移動はなし。
当期末時点において、本投資法人が保有する資産は21物件、取得価格合計2,976億円となった。
当期においては、分配金の支払資金として、2021年10月に30億円(短期借入金)の借入れを行い、当期中にかかる短期借入金の一部及び減価償却等から生じる内部留保を原資として合計50億円(短期借入金)の返済を行った。
その結果、当期末における有利子負債の残高は総額974億円(1年内返済予定の長期借入金53億円、投資法人債30億円及び長期借入金891億円)、LTVは33.1%となった。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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