スマートフォン版を表示

2022年03月24日

決算情報拾い読み 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人

2022年1月期(第11期)決算説明資料

今回取り上げるのは、2022年3月15日に開示された三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(以下MFLP)の11期(2022年1月期)決算説明会資料です。
資産運用会社は、三井不動産株式会社の100%子会社である三井不動産ロジスティクスリートマネジメント株式会社にて、MFLPは2016年8月に上場しております。

 

ポートフォリオ投資方針等

ポートフォリオ戦略等

MFLPは物流不動産(投資比率80%以上)を主体として、インダストリアル不動産(投資比率20%以下)にも投資するJ-REITである。地域別投資比率では、国内85%以上、海外15%以下を謳っている。国内不動産の対象地域は、首都圏エリア(東京都・神奈川県・千葉県・茨城県)及び関西エリア(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県)を70%以上、その他エリアを30%以下と定めている。

 

第11期のトピックス

1.投資環境

わが国の経済は、内外における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が徐々に和らぐもとで、持ち直しが明らかになってきた。設備投資の状況については、一部業種に弱さがみられるものの、改善の傾向を示してきましたが、雇用・所得環境については全体としてはなお弱めとなっている。また、個人消費については、感染症によるサー ビス消費を中心とした下押し圧力が和らぐもとで、持ち直しが明らかになってきた。

物流市場については、物流業務を専門的に請け負う3PL事業の市場規模が拡大し、多機能で利便性の高い物流施設の賃借を望む3PL事業者のニーズが高まる傾向にあり、感染症の拡大により、今後の物流市場に悪影響を及ぼす可能性は否定できないが、引き続き先進的物流施設への需要が増加するものと考えられる。

 

2. 内部成長(決算説明会資料より抜粋)

三井不動産ロジスティクスパーク投資法人決算説明会拾い読み

 

3. 外部成長

当期の物件移動はなし。
当期末時点において、本投資法人が保有する資産は21物件、取得価格合計2,976億円となった。

 

4. 資金調達の概要

当期においては、分配金の支払資金として、2021年10月に30億円(短期借入金)の借入れを行い、当期中にかかる短期借入金の一部及び減価償却等から生じる内部留保を原資として合計50億円(短期借入金)の返済を行った。

その結果、当期末における有利子負債の残高は総額974億円(1年内返済予定の長期借入金53億円、投資法人債30億円及び長期借入金891億円)、LTVは33.1%となった。

 

主要指標(決算説明資料より抜粋)

三井不動産ロジスティクスパーク投資法人決算説明会拾い読み

三井不動産ロジスティクスパーク投資法人決算説明会拾い読み

三井不動産ロジスティクスパーク投資法人決算説明会拾い読み

 

  • PR

  • PR

決算発表動画
物件取得価格ランキング
1 新宿三井ビルディング 1,700億円
2 飯田橋グラン・ブルーム 1,389億円
3 六本木ヒルズ森タワー 1,154億円
4 汐留ビルディング 1,069億円
5 東京汐留ビルディング 825億円
株価値上り率ランキング
1 コンフォリア・レジ +2.41%
2 三菱地所物流 +2.14%
3 日本ロジスティクス +1.88%
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。
* 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。
* 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。
* 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。