2021年7月期(第22期)決算説明会資料
今回取り上げるのは、2021年9月15日に開示されたコンフォリア・レジデンシャル投資法人(以下CRR)の22期(2021年7月期)決算説明資料です。
資産運用会社は、東急不動産株式会社100%子会社である東急不動産リート・マネジメント株式会社にて、CRRは2013年2月に上場しております。
当期の国内景気は、新型コロナウイルス感染症の再拡大による2度の緊急事態宣言の発出により依然として厳しい状況が継続している。こうした中、賃貸住宅市場においては、需給が弱含んだ状況がみられ、本投資法人の稼働率もやや低下する動きとなったが、足許は回復傾向がみられている。一方、不動産投資市場においては、政府、日本銀行による財政金融政策を受け、低金利環境が継続する中、国内外投資家の旺盛な物件取得意欲がみられ、取引価格水準は引き続き高値圏で推移している。
当期は2021年2月にコンフォリア台東根岸(取得価格:30.31億円)、コンフォリア門前仲町サウス(取得価格:14.28億円)、コンフォリア馬込(取得価格:29.05億円)を取得、2021年3月にコンフォリア大宮(取得価格:44.2億円)を取得、コンフォリア新大阪(譲渡価格:36億円)を譲渡。
その結果、当期末現在における本投資法人の保有資産は140物件、取得価格の合計は 2,615.34億円となっている。
当期においては、2021年2月にコンフォリア台東根岸他2物件の取得のため投資口の追加発行(58.44億円)を実施した。その後、2016年3月に借入れた借入金の返済資金(49.25億円)及び2020年3月に借入れた借入金の返済資金(20.2億円)に充てるため、2021年3月に資金の借入れ(69.25億円)を実施した。その後、2020年6月に借入れた借入金の返済資金(36億円)及び2014年7月に発行した第1回無担保投資法人債の償還資金(30億円)に充てるため、2021年7月に投資法人債の発行(66億円)を実施した。
その結果、当期末(2021年7月末日)時点における出資総額は1,297.91億円、有利子負債は1,416.3億円であり、LTVについては、当期末時点で50.1%、期末における有利子負債の平均残存年数は4.5年、長期比率は84.7%、固定化比率は95.2%となっている。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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