2021年3月期(第35期)決算説明会資料
今回取り上げるのは、2021年5月19日に開示されたグローバル・ワン不動産投資法人(以下GOR)の35期(2021年3月期)決算短信・決算説明資料です。
GORの資産運用会社は、明治安田生命、MUFG、近鉄他が株主であるグローバル・アライアンス・リアルティ株式会社にて、GORは2003年9月に上場しています。
当期の日本経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にある中、持ち直しの動きが続いているものの、一部に弱さがみられる。
オフィスビルの賃貸マーケットについては、新型コロナウイルス感染症の影響による解約の増加は限定的であるが、新規テナント候補先の意思決定の遅れによる成約の減少などの要因から、空室率の上昇傾向が続き、募集賃料は小幅ながら下落傾向に転じている。
オフィスビルの売買マーケットは、世界各国の中央銀行の潤沢な資金供給による超低金利下の運用難という状況が続いており、良好な資金調達環境を背景に、国内外の投資家の投資意欲は変わらず旺盛である一方で、Aクラスビルの物件情報は依然として限定的であることから、物件の取得競争は厳しく、売買価格は高止まりしている。
35期中の物件移動はない。
当期末(2021年3月31日)において、当投資法人が保有する運用資産はオフィスビル11物件、取得価格の総額1,911億円。
当期においては、2021年3月31日に返済期限の到来した、既存の借入金47.5億円の返済資金に充当するため、同日付で同額の借入れを行った。
2021年3月31日現在の出資総額(純額)は939.01億円、発行済投資口の総口数は961,884口、借入金残高は755億円、投資法人債発行残高は190億円。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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