2021年2月期(第9期)決算説明会資料
今回取り上げるのは、2021年4月15日に開示された三菱地所物流リート投資法人の9期(2021年2月期)決算説明会資料です。
資産運用会社は、三菱地所株式会社の100%子会社である三菱地所投資顧問株式会社にて、三菱地所物流リート投資法人は2017年9月に上場しております。
当投資法人は物流施設(投資比率80%以上)を主体として、産業用不動産(投資比率20%以下)にも投資する。
地域別投資比率では、国内90%以上、海外10%以下を謳い、対象地域は、首都圏エリア(東京都・神奈川県・千葉県・茨城県)を50%以上、その他地域(近畿圏(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県)、中京圏(愛知県・三重県・岐阜県)等他海外を含む)を50%以下と定めている。
不動産売買取引市場においては、物件タイプごとの選別色は鮮明になっており、コロナ禍の状況下においても安定した収益が期待できる物流施設や賃貸住宅への投資家の関心は高く、今後も活発な取引が予想される。米国の長期金利は上昇傾向にあり、引き続き金利動向等への注視が必要であるが、投資家が投資対象を物色する動きは根強く、安定したキャッシュ・フローの見込める物流施設については足下の取引利回りは引き続き低位で推移している。
2020年9月1日付でロジクロス大阪(当初取得分60%)、ロジクロス名古屋笠寺(当初取得分60%)、ロジポート大阪大正(追加取得分17.5%)、MJロジパーク加須2及びMJロジパーク仙台1の5物件(取得価格合計284.07億円)を取得し、当期末現在、本投資法人の保有資産は19物件(取得価格合計1,421.94億円)となった。
■新投資口の発行
本投資法人は、第9期取得資産の取得資金の一部に充当することを目的として、公募増資により40,500口の新投資口の発行を行い、2020年9月1日に168.98億円を、またオーバーアロットメントによる売出しに係る第三者割当増資により1,922口の新投資口の発行を行い、2020年9月30日に8.01億円の資金を調達した。
■資金の借入れの状況
当期においては、第9期取得資産の取得資金の一部に充当することを目的として、 2020年9月1日付で短期借入金26億円及び長期借入金104億円の借入れを行った。なお、短期借入金のうち8億円については、2020年10月1日付で期限前返済した。また、2020年10月9日に期限の到来した短期借入金9.5億円について、同額でのリファイナンスを行った。 これらの結果、当期末現在の有利子負債残高は475.74億円となり、LTVは31.4%となった。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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