2021年2月期(第14期)決算説明会資料
今回取り上げるのは、2021年4月14日に開示されたヒューリックリート投資法人の14期(2021年2月期)決算説明資料です。
資産運用会社は、ヒューリック株式会社の100%子会社であるヒューリックリートマネジメント株式会社にて、ヒューリックリート投資法人は2014年2月に上場しています。
オフィス・商業に対して重点的に投資を行う(投資比率80%程度)。
オフィスについては、東京都及び東京都近郊の政令指定都市にあって、原則として「最寄駅から5分以内」に立地するもの。商業については、東京都及び東京都近郊の主要都市にあって、原則として「最寄駅から5分以内」又は「繁華性のあるエリア」としている。HRRではこれらを、「東京コマーシャル・プロパティ」と称している。「東京コマーシャル・プロパティ」以外を、「次世代アセット・プラス」と称して、20%程度の投資を行う。これには、有料老人ホーム、ネットワークセンター、ホテル、等が含まれる。
当期において、2020年10月にヒューリック中野ビル及びヒューリック八王子ビルの計2物件(取得価格合計81億円)を取得し、同月にヒューリック日本橋本町一丁目ビル、ヒュー リック大森ビル及びオーキッドスクエア(準共有持分50%)の計3物件(譲渡価格101億円)を譲渡した。
その結果、当期末現在において本投資法人が保有する物件は58物件、取得価格の合計は3,503億円となった。
当期において、2020年10月に資産の譲渡資金の一部を短期借入金10億円の一部期限前弁済に充当したほか、投資法人債(グリーンボンド)30億円を発行し、手元資金と合わせて、短期借入金30億円の期限前弁済を実施した。また、短期借入金 110億円について、2021年2月に手元資金から20億円を一部期限前弁済に充当し、返済期限が到来した長期借入金 85.5億円と合わせた合計175.5億円を長期借入金へ借換えた。
その結果、当期末の有利子負債残高は1,697億円(短期借入金39.6億円、1年内返済予定の長期借入金156.8億円、長期借入金1,351億円、投資法人債150億円)となり、LTVは 46.1%となった。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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