2021年1月期(第31期)決算説明会資料
今回取り上げるのは、2021年3月17日に開示された日本ロジスティクファンド投資法人(以下JLF)の31期(2021年1月期)決算資料です。
資産運用会社は、三井物産株式会社系列の三井物産ロジスティクス・パートナーズ株式会社にて、我が国初の「物流特化型REIT」として2005年5月に上場しております
JLFは物流施設に特化したREITにて、投資エリア及びその投資比率は、首都圏(50~70%)、近畿・中部・九州(30~50%)、その他(5~10%)と定めている。
物流不動産の賃貸市場では、新型コロナウイルス感染症の影響からEコマース市場の拡大が加速しており、Eコマース関連企業は拠点増設の動きを積極化させている。また、物流会社も通販事業の拡大を目指すメーカーや、物流の効率化を図る企業の拡張ニーズを獲得していることから、物流施設への需要は堅調に推移している。特に首都圏では新規 施設供給が継続しているものの、大規模施設に対するニーズが需要を牽引し、結果として空室率は引き続き低位で推移している。
当期における外部成長はない。
当期末(2021年1月31日)時点で合計49物件・取得価格の総額2,691億円の不動産等を運用している。
31期末稼働率は、98.9%と高稼働率を維持。ポートフォリオの質的強化の取組みの一つとして、OBR(Own Book Redevelopment)を志向している。OBRとは、JRFが保有する物件を自ら再開発する仕組みにて、自身が再開発の主体となることで開発利益の社外流失を低減させる効果があり、結果として収益性の高い物件に生まれ変わらせることができるメリットがある。
当期は、2020年8月に返済期限を迎えた借入金40億円と2020年12月に返済期限を迎えた借入金30億円のリファイナンスを行い、負債調達コストの低減と平均借入期間の長期化を図った。
当期末時点での有利子負債総額は1,147億円、LTVは総資産ベースで44.1%。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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