2021年1月期(第9期)決算説明会資料
今回取り上げるのは、2021年3月12日に開示された三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(以下MFLP)の9期(2021年1月期)決算説明会資料です。
資産運用会社は、三井不動産株式会社の100%子会社である三井不動産ロジスティクスリートマネジメント株式会社にて、MFLPは2016年8月に上場しております。
MFPLは物流不動産(投資比率80%以上)を主体として、インダストリアル不動産(投資比率20%以下)にも投資するJ-REITである。地域別投資比率では、国内85%以上、海外15%以下を謳っている。国内不動産の対象地域は、首都圏エリア(東京都・神奈川県・千葉県・茨城県)及び関西エリア(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県)を70%以上、その他エリアを30%以下と定めている。
物流市場については、物流業務を専門的に請け負う3PL事業(サードパーティー・ロジスティクス事業(顧客企業からそのサプライチェーン管理機能の一部又は全部を請け負う物流サービスを提供する事業))の市場規模が拡大し、多機能で利便性の高い物流施設を賃借したいという3PL事業者のニーズが高まる傾向にあり、感染症の拡大により、今後の物流市場に悪影響を及ぼす可能性も否定できないが、引き続き先進的物流施設への需要が増加するものと考えられる。
当期は、2020年10月に「MFLP茨木」(取得価格:589億円)、「MFLP川口Ⅰ」(取得価格:185億円)の2物件を取得した。
当期末時点において、本投資法人が保有する資産は20物件、取得価格合計2,824億円となった。
2020年10月5日を払込期日とする公募増資により459億円を、2020年10月19日を払込期日とする 第三者割当増資により23億円をそれぞれ調達し、当期末時点の出資総額(純額)は1,842億円となった。
当期においては、MFLP茨木及びMFLP川口Ⅰの取得資金として、2020年10月に310億円(短期借入金65億円、 長期借入金245億円)、短期借入金の返済資金として、2020年9月に20億円(短期借入金)、2020年11月に30億円(短期借入金)、2020年12月に27億円(短期借入金)及び2021年1月に59億円(短期借入金)の借入れを行い、当期中にかかる短期借入金の一部及び減価償却等から生じる内部留保を原資として合計192億円 (短期借入金)の返済を行った。
その結果、当期末における有利子負債の残高は総額883億円(短期借入金59億円、長期借入金824億円)、総資産に占める有利子負債の割合(LTV)は31.0%となった。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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