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2017年12月06日
サムティ・レジデンシャル投資法人
FISCO REIT REPORT
サムティレジ Research Memo(9):外部成長に向けたパイプラインを順調に拡大
――サムティ・レジデンシャル投資法人の成長戦略とその進捗
2. 成長戦略の進捗
(1) 外部成長戦略の進捗
a) ブリッジファンドへの出資
2017年3月には、ブリッジファンドへの匿名組合出資(250百万円)を実施し、当ファンドに組み入れられた8物件について優先交渉権(優先交渉権の行使価格8,786百万円(上限))を獲得した。
b) スポンサーと連携したウェアハウジング
引き続き、豊富な情報・取得ルートの活用により、スポンサーとの連携によるウェアハウジングにも取り組んでいる。2017年7月末時点においては、医療機関や大学に隣接する物件などを中心として14物件を確保している。
c) パイプラインの状況
以上を含め、今後の取得予定物件であるパイプラインについては、1)スポンサーが開発中または開発済の優先的交渉権を付与された物件(7物件)のほか、2)スポンサーの保有・ウェアハウジングによる物件(上記b)、3)ブリッジファンドへの出資により優先的交渉権を獲得した物件(上記a)、4)スポンサーが売買契約書を締結している第三者保有の物件(2物件)の合計31物件を確保しており、順調に積み上がっていると言える。今後も、医療機関及び大学等の教育施設に近接した物件に継続的に投資し、また賃料固定型MLを活用することなどで安定的な収益の確保を図る方針である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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