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ザイマックス・リート投資法人
FISCO REIT REPORT
ザイマックス Research Memo(4):2023年2月期、2023年8月期は、保守的な前提で予想
■ 今後の見通し
●2023年2月期、2023年8月期の業績予想
ザイマックス・リート投資法人では、2023年2月期(第10期)の業績について、営業収益1,635百万円(前期比12.8%減)、営業利益888百万円(同20.8%減)、経常利益779百万円(同22.3%減)、当期純利益778百万円(同22.4%減)と、減収減益を予想する。これは、前期まで計上していた不動産売却益226百万円の剥落に伴う反動減が主因であるが、ホテルの変動賃料の計算ロジックの変更に伴う変動賃料の減少も影響している。ホテル賃料の減収に伴い、主力の賃貸事業収入は1,492百万円(同2.0%減)、賃貸事業利益は1,046百万円(同4.1%減)を見込んでいる。また、2023年8月期(第11期)は、営業収益1,646百万円(同0.7%増)、営業利益852百万円(同4.0%減)、経常利益764百万円(同2.0%減)、当期純利益763百万円(同2.0%減)と、おおむね横ばいを予想する。ホテルの変動賃料は、2023年8月期以降は徐々に増加する見込みで、賃貸事業収入は1,498百万円(同0.4%増)の小幅増を予想している。ただ、2022年1月に取得した1物件及び2022年8月期に取得した3物件について、2023年8月期より固定資産税が発生し賃貸事業費用が増加するため、賃貸事業利益は1,018百万円(2.7%減)にとどまる見通しだ。
以上の業績予想に基づき、2023年2月期の分配金は3,120円/口(前期比899円減)、2023年8月期も3,058円/口(同62円減)を予想する。ただ、弊社では、同投資法人の期初の業績予想は、従来と同様に保守的な前提に立っていると見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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