平和不動産リート投資法人が投資口追加発行、パークイースト札幌等3物件取得を発表

(2025/05/19)

平和不動産リート投資法人（HFR）が、投資口の追加発行を行う。HFRの公募増資は1年ぶり。投資主還元、内部成長、物件入替えの3つの強化策を掲げており、今回の増資により、賃料ギャップがあり今後の賃料上昇期待のある物件を取得し今後の内部成長を狙うとともに、今後の物件取得余力を確保する。 発行口数は54,000口、オーバーアロットメントによる売出口数は2,600円。これにより発行後の投資口数は4.7％増の1,251,533口となる予定。 調達額は68億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金や借入金の返済に充当する。 併せて「パークイースト札幌」等3物件を、スポンサーである平和不動産より取得することを発表した。3物件の取得額は計69.65億円。 これらに伴い第48期（2025年11月期）業績予想を修正。3物件のうち2物件を取得する。これによる賃貸収益を反映し、4月10日に公表した業績予想に対し1.6％増益を見込む。456百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より250百万円を取崩し、投資口数が増加するも1口当たり分配金は3,950円と変わらない見通し。 併せて第49期（2026年5月期）業績予想を公表した。残り1物件を取得する。前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比38％減益を見込む。一時差異等調整積立金より250百万円、更に内部留保より1,540百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,965円と前期予想比0.4％増となる見通し。 引き続き中期目標に掲げる、1口当たり分配金4,200円、資産規模3,000億円、賃料収入成長率年2％、格付AA、温室効果ガス削減を目指す。