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8958 グローバル・ワン不動産投資法人
グローバル・ワン不動産投資法人が第43期決算を発表、1口当たり実績分配金は3,835円
(2025/05/21)
グローバル・ワン不動産投資法人が、第43期(2025年3月期)決算を発表した。 第43期は、「品川シーサイドウエストタワー」等3物件を売却した。物件売却益1,701百万円が寄与し、前期比35.4%増益。売却益を全額分配、更に内部留保より17百万円取崩し、また自己投資口の消却により投資口数0.5%減少により、1口当たり分配金は3,835円と前期比51.7%増となった。 期末のポートフォリオは13物件、資産規模(取得額合計)は1,868億円、有利子負債比率は44.4%。 第44期(2025年9月期)は、「明治安田生命大阪梅田ビル」の持分を取得する一方、「アルカセントラル」と「横浜プラザビル」の一部を売却する。2物件の売却益2,735百万円が寄与し、前期比18.7%増益を見込む。内部留保より13百万円を取り崩す一方、物件売却益のうち420百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は4,126円と前期比7.6%増となる見通し。 第45期(2026年3月期)は、引き続き「明治安田生命大阪梅田ビル」を追加取得する一方、「アルカセントラル」と「横浜プラザビル」を追加売却する。物件売却益が1,957百万円と前期より減少するため、前期予想比17%減益を見込む。内部留保より13百万円を取り崩す一方、物件売却益のうち388百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,389円となる見通し。 併せて、6期分割して物件入替が続く2028年3月期までの3年間の中期成長戦略を発表した。物件売却益を活用し、1口当たり分配金3,200円を維持する方針。またNOI年平均3%の成長により、巡航ベースの1口当たり利益2,400円の早期回復を目指す。一方、資産規模目標2,500億円の達成時期は一旦撤回する。
第43期実績 | 第44期予想 | 前期比 | 第45期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 7,477百万円 | 8,027百万円 | 7.4% | 7,130百万円 | ▲11.2% |
当期利益 | 3,812百万円 | 4,527百万円 | 18.8% | 3,759百万円 | ▲17.0% |
分配金総額 | 3,829百万円 | 4,120百万円 | 7.6% | 3,384百万円 | ▲17.9% |
1口当たり分配金 | 3,835円 | 4,126円 | 7.6% | 3,389円 | ▲17.9% |
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