トーセイ・リート投資法人が第12期決算を発表、1口当たり実績分配金は3,697円

(2020/12/17)

トーセイ・リート投資法人が、第12期（2020年12月期）決算を発表した。 第12期は「八王子トーセイビル」を取得。またスポンサーのトーセイを割当先とする第三者割当増資を行った。コロナ禍の影響に伴い店舗の賃料減免が発生する一方、新規物件の収益、既存物件の賃料増額が寄与し、前期比1.2％増益。当初想定していた内部留保を活用せず、投資口数が1.2％増加するも、1口当たり分配金は3,697円と前期と同水準となった。 期末のポートフォリオは50物件、資産規模（取得額合計）は703億円、有利子負債比率は46.1％。 第13期（2021年4月期）は「T's garden センター南」等、住宅4物件を取得。 これによる賃貸収入が寄与するが、店舗の賃料減免、固都税及びリーシング費用の増加により、前期比4.5％減益を見込み、1口当たり分配金は3,530円となる見通し。 第14期（2021年10月期）は、前期に取得した物件が通期寄与するが、オフィスビルの空室期間の長期化を保守的に想定し、前期予想比3.6％を見込む。内部留保より42百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,530円と前期予想と同水準となる見通し。 有利子負債比率は、第13期及び第14期ともに48.1％を想定。