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決算情報拾い読み トーセイ・リート投資法人
2021年10月期(第14期)決算説明会資料
今回取り上げるのは、2021年12月15日に開示されたトーセイ・リート投資法人の14期(2021年10月期)決算短信・決算説明会資料です。
資産運用会社はトーセイ株式会社100%子会社のトーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社にて、同投資法人は2014年11月に上場しております。
ポートフォリオ投資方針等
ポートフォリオ戦略
本投資法人は主としてオフィス、商業施設、住宅及び物流施設の4用途を基本的な投資対象とする総合型J-REITであり、ポートフォリオ全体に占める各用途の組入比率の上限(取得価格ベース)の目処として、オフィスは70%、商業施設は20%、住宅は70%、物流施設は10%を上限に投資する。
投資エリアは、東京都の都市部を含む東京経済圏に所在する不動産をメインターゲットとして、東京経済圏以外の主要地方都市の物件については、ポートフォリオ全体の20%以下の比率(取得価格ベース)の範囲内で投資することができる。
第14期のトピックス
1.投資環境
不動産投資市場においては、緩和的な金融環境が維持されるなかで、引き続き国内外投資家の不動産取得 意欲は衰えておらず、新型コロナウイルス感染症の影響により先行き不透明な状況ではあるものの、不動産価格は高値圏での推移が続き、売買市場の規模は引き続き高水準を維持している。
不動産賃貸市場においては、東京経済圏、とりわけ都心5区におけるオフィスは、新型コロ ナウイルス感染症に起因するテレワークの定着によるテナント需要の減少やオフィスコスト削減に伴う賃貸面積の削減等の動きから、空室率の上昇が続いており、オフィス平均賃料も減少に転じている状況。一方、東京 周辺エリアの空室率は、サテライトオフィス需要を取り込む動きもあり、都心5区のような上昇幅はみられないが、足もとでは上昇傾向が続いている。東京経済圏における賃貸住宅の空室率は、比較的低水準で堅調に推移し、賃料単価も比較的高水準を維持している。
2. 外部成長
当期における物件移動はない。
当期末現在において保有する物件は52物件、取得価格の合計は273億円となっている。
3. 内部成長(決算説明会資料より抜粋)
4. 資金調達の概要
有利子負債による資金調達として、2021年9月16日付でトーセイ・リート投資法人第1回無担保投資法人債(グリーンボンド)(発行総額10億円)を発行し、全額を借入金の期限前返済資金に充当した。加えて、短期借入金4億円については2021年5月31日付で、短期借入金4億円及び長期借入金24億円については 2021年10月29日付で借換えを行った。
当期末現在、出資総額は365.16億円、有利子負債の残高は385億円となった。
主要指標(決算説明資料より抜粋)