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2019年10月07日

決算情報拾い読み 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人

2019年7月期(第6期)決算説明会資料

今回取り上げるのは、2019年9月13日に開示された三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(以下MFLP)の6期(2019年7月期)決算説明会資料です。
資産運用会社は、三井不動産株式会社の100%子会社である三井不動産ロジスティクスリートマネジメント株式会社にて、MFLPは2016年8月に上場しております。

 

ポートフォリオ投資方針等

投資クライテリア、賃貸形態、条件、立地等
      MFPLは物流不動産(投資比率80%以上)を主体として、インダストリアル不動産(投資比率20%以下)にも投資するJ-REITである。地域別投資比率では、国内85%以上、海外15%以下を謳っている。国内不動産の対象地域は、首都圏エリア(東京都・神奈川県・千葉県・茨城県)及び関西エリア(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県)を70%以上、その他エリアを30%以下と定めている。

 

第6期のトピックス

1.投資環境
      物流市場については、物流業務を専門に請け負う3PL事業(サードパーティロジスティック事業:顧客企業からそのサプライチェーン管理機能の一部または全部を請け負う物流サービスを提供する事業)の市場規模が拡大し、多機能で利便性の高い物流施設を賃借したいという3PL事業ニーズが高まる傾向にあり、今後も先進的物流施設への需要が増加するものと考える。

2. 外部成長
      6期の物件異動は、2019年2月に「MFLP日野」(準共有持分10%の追加取得、取得価格50.13億円)、「MFLP稲沢」(取得価格162億円)、「MFLP厚木Ⅱ」 (取得価格131億円)、「MFLP福岡Ⅰ」 (準共有持分81%の追加取得、取得価格42.63億円)、 「MFLP印西」 (準共有持分80%の追加取得、取得価格100.4億円)、2019年3月に「MFLPつくば」 (準共有持分40%の追加取得、取得価格35.12億円)ならびに2019年4月に「MFLP福岡Ⅰ」 (準共有持分19%の追加取得、取得価格10億円)を取得した。その結果6期末では、保有16物件(取得価格合計1,567億円)となった。

3. 内部成長
      6期末稼働率は、100%(契約締結ベース)と上場来高稼働率を維持。内部成長に向けた取り組み方針は、「契約更改等による賃料増額交渉」及び「受給契約見直しによる水光熱費の削減」を謳う。

4.資金調達の概要
      6期中は、新規2019年2月1日を払込期日とする公募増資により336.17億円を、2019年2月27日を払込期日とする第三者割当増資により16.78億円をそれぞれ調達し、6期末時点の出資額総額(純額)は1,070.81億円となった。
 6期末の有利子負債の残高は総額468億円(短期借入金55億円、長期借入金413億円)、純資産に占める有利子負債の割合(LTV)は29.1%となった。

 

主要指標(決算説明資料より抜粋)

三井不動産ロジスティクスパーク投資法人決算説明会拾い読み

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